前にも一度、トレンドワードで目にした『ブルセラ症』という見慣れない名称。
自分もオッサン故に、ブルセラと聞けば、あの”ブルセラ”しか思い浮かばず、
なんて助兵衛な症状なんだと、噴出してしまったのだが・・・
ブルセラ症ってのは、別にブルセラにハマったオッサンの症状を指すものではなく、
もっとヤバイ、新菌種の人獣感染症を指すようだ。
ブルセラ症とは?
ブルセラ症とは、ブルセラ (Brucella) 属の細菌に感染して起こる人獣共通感染症。
日本においては家畜伝染病予防法に基づく家畜伝染病、
感染症法における四類感染症に指定されている。
とのこと。
家畜の伝染病が人に感染したってことなのか。
ちなみに、分布地域は世界的で、主には
地中海地域、西アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、南アメリカ、アラビア湾域、インドなどが挙げられるそうです。
長野県で2例目のブルセラ症
今回ブルセラ症と判定された長野県の一家は
40代女性と、その子供3人の計4人・・・
今年5月に、今回と同じく長野県で新菌種のブルセラ症に、同県在住の男性が
初めて感染していたことが判明したばかり。
つまり、今回で2例目となるわけだ。
謎
1.渡航暦がないのに何故?
家畜によるブルセラ症の菌は、海外から持ち込まれるらしいのだけど女性に渡航暦はないそうだ。
ということは、菌を保有した家畜と、接触した・・・ということなのか?
2.人から人への感染は考え難い
今回の長野一家のケースでは、母親と子供が、同じ感染源からブルセラ症になったが、
人から人への感染は考え難いそうだ。
つまり、4人が菌を保有した家畜と接触したために、感染したということになる。
3.猫が原因なのか?
女性宅では、猫を飼育していたようなのだが、もし猫が原因・・・だとして、
何故、今発症したのか?
飼い始めたばかりなら原因かもしれないが、長年飼っていて、今まで平気だったのが、
突然、感染するのも何か引っかかる。
ちなみに、人が感染するにあたり、主に3つの感染経路があるそうだ。
・細菌に汚染されたものを飲食する
・細菌を吸い込む
・皮膚の傷や眼の結膜などから細菌が侵入する
この中で、可能性があるとすれば、飲食かもしれない。
恐らく猫は関係ない気がする。
1例目との関連は?
同じ長野県ではあるが、1例目の男性と2例目の女性の自宅は離れていて、
感染源が同じである可能性は低いと見ているそうだ。
感染研は
「土着の感染源が顕在化したかもしれない」として
今後、感染経路などを調査する。
まとめ
高熱や関節痛など、様々な症状を引き起こすブルセラ症・・・
死にはしないのかもしれないが、症状は重く、場合によっては長引くみたいだし、
出来れば感染は避けたいところだ。
おすすめ記事