良いこと悪いこと、第10話(最終回)…見終わりましたが、何とも後味の悪い事件でしたね。
真犯人と言っていいのか…共犯者って感じでしたよね…
ただ直接手を下していないというだけで。
一人の女性の死が、全てのキッカケ
今回の一連の事件、殺害の動機面が焦点になっていました。
なんせ、小学生時代のイジメから22年も月日が経ってからの犯行ですからね。
その動機となるキッカケが、わからない内は、本当に謎だったけど・・・
結局今回の事件は”イジメ”が全てでしたね。
幼少期のイジメで傷ついた心は、決して癒える事はない。
乗り越えたように思えても、ふとしたきっかけで傷口は開き、
あの”時”の苦しみが襲い掛かってくる。
イジメの主犯格であったキングが、瀬戸紫苑と再会を果たした。
たったそれだけで、彼女は自ら命を絶つことになった。
そして、彼女と共に過ごしてきた、親友や婚約者が結託し、
復讐を誓い、さらにはイジメ根絶のために動き始めた。
殺人ミステリーの探偵なんかは、どんなことがあっても殺人を許さないってスタンスだし、世間一般的に見ても、そうなんだろうけど。
個人的には本当にそうなんだろうかと疑問に思う。
罪は罪として、法治国家である以上、罰せられるのはそうなんだけど、その行為に至る点に対し、本当に罪だと言えるのか・・・
そう疑問に思わずにはいられないほど、胸糞な加害者だった。
キングは頭がおかしい
小学生5年生当時、すでにクラスの中心的人物という地位を確立していながら、
瀬戸紫苑をイジメ、転校に追いやり、それだけでも相当な事なのに、
1年後の6年時には、猿橋園子を、瀬戸紫苑と同じあだ名でイジメぬいた。
これはどういう事なのだろうか?
小学5年時のイジメを成功体験として、味をしめたとでもいうのだろうか?
周りの人間は見てみぬふりはしていただろうが、キングをあがめたりしてたのか?
そもそも日常に満ち足りた人間が、わざわざイジメをするのもよくわからないけど
もしかして家庭環境に闇を抱えていたりしたのか?
しかし、これだけ大きなイジメを2回もしていながら、
猿橋園子のイジメに関しては覚えていつつも、瀬戸紫苑のイジメは本当にすっかり忘れていた。
これが加害者と被害者の決定的な違い。
被害者は一生傷を負っていくのに、加害者は何食わぬ顔で幸せになっていく。
今回の事件においても、犯人たちに火をつけたのはそういうところもあったんだろうなぁ。
最終話の真犯人について
実行犯は瀬戸紫苑の婚約者だった宇都美啓。
すでに逮捕されたが、実は事件に絡んでいたのは彼だけではなかった。
イジメ等で学校に通えなくなった子供たちが身を寄せた学校・・・タクト学園・・・
瀬戸紫苑の同級生が二人・・・彼らが事件に関わっていたのである。
しかも、この二人は関係者の極々近しい所に潜んでいたのである。
一人はレトロスナック店長、今國一成・・・!
そして、もう一人は週刊アポロの編集者、東雲晴香だった。
二人は共にイジメを経験してタクト学園に身を寄せていた。
そんなある日、瀬戸紫苑がやってきて、仲良くなり、夢を抱くことの大切さを教えてもらった。
瀬戸紫苑はピアニストに、今國一成は皆が笑い合える楽しい場所を作る事、東雲晴香もイジメ根絶のために記者になった。
婚約者の宇都美も加え、本当に仲のいい4人だった。
そんな中、キングと瀬戸紫苑が彼女の経営していたピアノ教室で遭遇。
キングは彼女の事など微塵も覚えていなかったが、瀬戸紫苑はトラウマが蘇り、
ピアノが弾けなくなってしまった・・・そして自ら命を絶つ・・・
この事がキッカケで宇都美・今國・東雲は立ち上がり、殺人計画を練り・・・
そして実行に移した。
キッカケは東雲の記事
連続殺人事件の容疑者逮捕をキッカケに、東雲は事件について、イジメの件や主犯がキングであることを記事で匂わせた。
そのせいでキングはおろか、娘の花音ちゃんまでイジメのターゲットに。
しかし、この記事がキッカケで猿橋園子は疑念を抱き・・・
そんな彼女が瀬戸紫苑がタクト学園出身だという事をキングに話したことから、今國もタクト学園出身である事に辿り着く。
元々キングは塗装の仕事でタクト学園に訪れていた事や、タクト学園の特徴的な”T”のロゴが今國の所でも使われてる事に気付いて真相に迫ったところ、向こうからゲロった。
今國も東雲も、それぞれの境遇や瀬戸紫苑の関係を語り、
今國はキングを責め立て、東雲はイジメ根絶のために猿橋園子に協力を迫った。
現在の法律ではイジメを法的に裁けない。
イジメ被害者の名前が世間に知れることはあっても、イジメ加害者の名が一般に公開されることはほとんどない。
イジメをしても厳罰がないため、イジメはなくならない・・・
東雲はそう考えたのか、イジメに関して法整備が出来るまでペンを持って戦うと。
今回のようにイジメ加害者を記事で匂わせ、世間の正義による裁きを誘発させると共に、いつか法においてイジメが裁かれ、やる事自体がリスキーだと。
やる意味などなくなる世の中にしていくと。
そのために、同じイジメ経験者の猿橋園子に協力を仰ぐも、結局拒まれた・・・
今國はキングに罪を認識させた上で、最後にキングに殺されるシナリオを実行しようとするも、結局キングは自ら死ぬことも、誰かを殺すことも出来ず泣き崩れた。
結果として、今國と東雲は自首したようだ・・・。
そしてキングは自らの罪をカメラの前で語り・・・
花音ちゃんはイジメの最中、誰かに救われるというラストだった。
なんともはや・・・
それにしても、イジメに関しては、どんなに厳罰化しようとも、決してなくなる事はない気がする。
願わくば、大事になるまえに収める・・・それくらいが妥当な気がするね。
今も、イジメはどこかで起きてるかもしれない。
イジメをしてる奴はイジメという認識がないかもしれない。
だからイジメてる事にすら気づいてないかもしれない。
本当にどうしようもないクソだと思う。
いじめられてる側がアクションとらなきゃならないのはなんか理不尽極まりないと思うけど
一回「いやだ」とか「やめて」とか言って欲しい。
それで辞めないようなクズはほんまもんのクズイジメ野郎だから
もう証拠とったり通報したり今すぐすりゃいい。
クズ野郎でも、その一言で何かが変わる良心のカケラがある人間も
中にはいるかもしれない。
猿橋園子も、そんな良心のカケラを信じて手を貸さなかったようだから・・・
ホント理不尽かもしれんけど、一回だけ、いやだって、やめてって言って欲しい。
そう思いました。
